伊豆高原ブログ
“暮らしのスケッチ”

STAFF BLOG

伊豆高原の情報をメープルハウジングらしい目線で発信。
伊豆高原を中心に、伊豆半島各地の「今」を切り取った一コマを提供していきます。

昆虫食に挑戦※虫閲覧注意

 

 

 

 

東京の「米とサーカス」さんに行ってきました。
様々なジビエと珍味が食べられるお店です。

 

 

 

 

今一部でジビエが人気です。
期間限定、羆鍋を食べに来ました。

 

 

 

他にも色々な獣鍋があります。
カラス鍋はカラスが丸ごと入っているようです。
アナグマのすき焼きも気になります。

 

 

 

熊味噌鍋!
明らかに鳥豚牛とは違う味のお肉でした。
血の風味が少しする身の引き締まった獣肉ですが、
ラム肉ほど癖はありませんでした。
脂身も脂が広がる感じはほとんどなく、
脂が苦手な方も食べられるかと思います。


 

 

「ばくらい」というホヤとナマコのわたの塩辛だそうです。
おつまみにすると美味しいと思います。


ここでいよいよ昆虫食に挑戦します。

私は足のない虫とムカデが苦手です。
ヤスデは可愛いですが、ゲジゲジは少し怖いです。
ムカデは毒と臭いと動きが苦手です。
正確には昆虫ではありませんが、ミミズとナメクジ・カタツムリと
何かの幼虫が苦手です。
視界に入った瞬間に「うゎっ」と声を上げる位の苦手です。

では何故今回、幼虫もいる昆虫食を食べるのか。
固まった価値観を一変させるためです!

近くの席から「昆虫食べ比べ?無理~」という声が聞こえる中、
昆虫食べ比べセットが運ばれました。

6種食べ比べセットでしたが、
今回は1種足りないとのことで昆虫は5種セット。

 

 

 

出てきた昆虫は
・日本で最もメジャーな昆虫食、イナゴ(写真左上)
・次いでメジャーなハチの子(写真右上)
・食べる地域もあるカイコの幼虫(写真左下)
・これ食べるものなのかな?ゲンゴロウ(写真右下)
・大きさのインパクトがすごいタガメ(写真中央)
でした。

全体的に茶色と黒で昆虫らしさは少し薄れていますが
昆虫は昆虫です。
特にタガメの存在感が凄まじいです。

ちなみに同席した友人からは
「イナゴ以外食べないので...」との言葉でした。
私が食べるしかありません。

無意識に手足が震えていますが、
人間、度胸です。

イナゴは以前佃煮を食べてから
美味しいに決まっているので、
まずはハチの子へ。

1匹ずつ食べるとかえって虫らしさを自覚してしまいそうなので、
まとめて数匹箸でつまみます。

見た目は...ご飯粒より少し大きい位でしょうか。
本来は白いハチの子が茶色くなっているせいか、
思ったよりも見た目でダメージを受けません。

思い切って口に含んで噛んでみると、
イクラほどではないプチンとした食感。
(中から何か液体出たら嫌だな~!)と思っていましたが、
食感の割には何も出てきません。
気持ちに少し余裕が出てきて味を確認してみると、
少し甘いような...?
虫、という感じは全くしません。
何かに混ざっていても「食感が少し面白いトッピングだねー」と
何も気づかずに美味しく食べていそうな味です。
完食しました。食材です。

続いて隣に並んでいるゲンゴロウへ。
コガネムシより少し大きいくらいのサイズです。
普段の生活では中々お目にかかれない、水生昆虫ゲンゴロウ。
足にブラシのような水かきがついていて
目が少し大き目で可愛い生き物です。

揚げてあるので姿がイマイチよくわかりません。

ハチの子で勇気が出たのですぐに食べます。

パリパリバリッと少し硬めの外骨格から出る小気味良い歯応えと音。
完全に味と歯応えは「エビの殻の素揚げ」です。
エビの殻の味が濃縮されているような、エビよりもエビらしい殻。
凄く美味しいです。
インターネットのサイトを見ると当たり外れがあるようですが、
こちらのゲンゴロウは大当たり!
立派な食材です。
友人に勧めたところ、お断りされたので完食しました。

そして日本で最もメジャーな昆虫食、イナゴへ。
「イナゴの佃煮って美味しいよね」という気持ちで口に入れると
サクサクパリパリッという食感が。
食感が楽しいのです。
佃煮というと、しっとりしていて少し柔らかいのですが、
こちらのイナゴは食感がしっかり残っているのです。
佃煮としての味も勿論美味しいのです。
食感が更に味を引き立てるのだと、食感の大切さがよくわかりました。
文句なしダントツの美味しさです。完全な食材です。

続いてカイコの幼虫へ。
揚げてあるのか、漬けてあるのか。
見た目が少し潰れていても、茶色くなっていても
サイズ感と見た目がグロテスクです。
恐らく見慣れていないだけでタコやナマコの方がずっとグロテスクなのですが、
食材として脳が認識するか否かでグロテスクさの受け取り方が違います。
しかしこのカイコを宇宙食として食べるシーンのある漫画があります。
また、昆虫食としてカイコを食べる地域もあるので、
きっとカイコは昆虫食として重要になっていくのでしょう。
度胸、度胸です。
そう自分に言い聞かせて1匹口に入れます。
見えないことを良いことに勇気を出してすぐに噛みます。
プチッかと思っていましたがモサッとした食感がありました。
ハチの子と違ってこちらは中身が出ると構えていましたが、
食感は「モサッ」。粉っぽいです。揚げてあるのでしょうか。
拍子抜けして味わってみると、
事前情報にあったミルキーな味がするような。
ほんのり虫くさいような。
どこか懐かしい味のような。
全匹食べても例えるべき味かよくわかりませんでしたが、美味しいと思います。
食材です。

最後に存在感が凄まじいタガメに入ります。
店員さんから「タガメはハサミで解体して中身を食べてください」との指示を頂きました。
中身を食べるとは急に難易度が上がりました。
持ち上げてみると本当に大きいです。
日本最大の水生昆虫だそうです。
魚やカエル、爬虫類やネズミも捕食する昆虫だそうです。怖いですね。

 

 

 

用意されたハサミで解体の説明書を見ながら解体していきます。
硬い外骨格に平たい身体。
食べる身があるのか疑問ですが、ハサミを入れていきます。
胸部が特に硬くてハサミが中々入りません。
気合を入れて両手でハサミを掴んでバキッと切りました。

 

 

 

開いた腹部から途端に漂うフルーティな香り。
完全に洋ナシの香りです。
文字にすると良い香りですが、香りの程度が酷いのです。
香水も着けすぎると香りに不快感を感じるように、
いくら洋ナシの香りでも「臭い」のです。
そして中身は食べるところはほとんどありません。
白っぽい塊の筋のようなものが少しついています。
箸でこそぎとって口にいれます。

しょっっっっぱい。

塩漬けの味です。塩漬けされていたのでしょうか。
若干柑橘のような酸味があるような気がします。
とにもかくもしょっぱいです。

見た目は日本最大の水生昆虫。
香りは五月蠅すぎる洋ナシの香り。
味はしょっっっぱい。

脳が混乱してきました。
混乱の結果、「まずい」という結論に至りました。
ベトナムやタイなどで食べられているタガメと聞きましたが、
少なくともこのタガメは美味しくは感じられませんでした。

友人の調べにより、「タガメはカメムシの仲間」という情報を貰いました。
だから臭腺があってこんなに臭うんですね。
知りたくありませんでした。
私の脳はこれを食材とは認めませんでした。


口直しにオオグソクムシを注文しました。

 

 

 

10cm~15cm位の深海に住む海生甲殻類です。
見た目通りダンゴムシの仲間ですが、
大きな分類(海生甲殻類)で言えばエビやカニの仲間ですね。
極論を言えば見た目が普通とちょっと違うエビです!

結論は味もエビでした。
エビの素揚げです。

胸から頭の方が身が詰まっていて、エビの旨味があります。
外骨格はエビの殻の硬さです。
バリバリと噛んでいきます。
ゲンゴロウほど綺麗に噛み砕けないので、ちょっと口の中に残ります。
美味しい食材です。


今回の挑戦で「昆虫は(一部を除いて)美味しい食材」という意識になりました。
昆虫食ブームも頷けます。
今後生きている姿を見ても「君って食材だったんだね」という目で見ると思います。
タコがグロテスクと思われても気にせず美味しく食べるように、
昆虫も食べ慣れているか、食べ慣れていないかで価値観が大きく変わりました。
例えブームが到来してもムカデやミミズを食べる気には全くなれませんが。
きっとどこかで勇気を出したら価値観の一線を越えられるのだと思います。

 

 

Y・K

 

 

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