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「伊豆暮らし」の多彩なShop

Vol.04

アメリカンカフェ
バズハウス


懐かしくも新しいアメリカンカフェの老舗「バズハウス」

伊豆高原駅から大室山に向かう長い桜並木。そのちょうど中央の一等地に「バズハウス」はあります。大きな三角屋根のカラフルなログ風建物、ビッグなホットドックの看板、テラスには開店を示すOPENのネオンサイン、陽気で明るいアメリカンポップのオーラに輝いています。さらにお店の中は、あのデロリアンに乗ってオールディーズ時代のアメリカへとタイムスリップしたよう。

飾らないぽってりとした白のコーヒーカップ、分厚く大きなコーラグラス、いかしたエスプレッソマシン、バッドワイザーやDAD‘Sルートビアーのポップなペナント、飾り棚にはジッポーのライターやアーミーグッズ・・・店中にオールドアメリカンがところ狭しと「BUZZ」しています。


変わらぬ思いもパイオニア

オーナーの井岡さんが「バズハウス」をオープンしたのは、なんと1980年。今から37年も前のことです。
もともと井岡さんは東京でエンジニアとしてサラリーマンをしていましたが、学生のころから飲食に興味があり、ご両親が所有する別荘が伊豆高原にあったというご縁でこの地に自分のお店を持つことを決心。29歳で脱サラして夢を叶えました。

今都会ではプレミアムバーガーがトレンドで本場アメリカから人気のバーガーショップが続々と日本に上陸していますが、「バズハウス」のハンバーガーは37年前から「プレミアム」。パティはお店で挽いた牛肉100%ミンチを使い、トッピングしているベーコンは鹿児島豚を桜のチップで燻製にした自家製、バウンズは北海道産の小麦を全粒粉に挽いて天城の水でこね、富士山の溶岩石を敷いたオーブンで焼いています。まさにここでしか味わえない絶品プレミアムバーガーです。


拘りのエスプレッソマシン

ハンバーガーだけでなくメニューはどれも井岡さんの拘りに溢れていますが、その中でもオープン当初から拘り抜いているのが
「エスプレッソ」。
今でこそエスプレッソを楽しめるお店はたくさんありますが、37年前は青山や六本木でさえ貴重だったそうです。そんな時代に井岡さんは本場イタリアから〈ラ・ベビーナ〉という手動マシーンを購入してお店で提供していました。
「バズハウス」にとって〈ラ・ベビーナ〉は初代エスプレッソマシン。二代目に〈ラ・チンバリ〉、三代目に〈ラ・バボーニ〉、そして現在はイタリアン・レッドのボディが魅力的な本格マシーンの四代目〈ラ・マルゾッコ〉が活躍中です。
スタイルも味も一貫して井岡流を貫いてきた「バズハウス」。これまでもそしてこれからも、カジュアルに陽気に「本物の味」を楽しめる
伊豆高原のレジェンドカフェです。


インフォメーション

「バズハウス」では、オープンテラスエリアでペットと一緒に寛いでいただけます。ワンちゃん連れのお客様が多い伊豆高原、バズハウスでも安心してテラス席でカフェタイムをお楽しみください。
これまでずっと定休日だった火曜・水曜に加えて今年から木曜日もお休みしていますのでご了承ください。営業日は金~月曜日となります。

素材・鮮度・愛情

「コーヒーの味はいい豆から。いい豆っていうのはやっぱり鮮度。ハウスカフェだからできる焙煎までの鮮度保持でコーヒー専門店にも負けない美味しいコーヒーが自慢です。」
「バズハウス」では、井岡さんの情熱のこもったコーヒー豆の販売もしていますので、ぜひご家庭用としてご利用ください。

Owner's Voice

「伊豆高原は美しい山や海がバランスよくあって、水や空気が美味しくて、湘南や鎌倉とはまた違った魅力があると思う。」と井岡さん。
「今は、いつお店を辞めてもいいと思ってもいるけど、ボケない程度にこれからも細く長く続けられたら幸せだな。」

バズハウス・取材を終えて

筆者が学生のころから伊豆高原に「バズハウス」さんはありました。
都会で暮らすようになり、帰省して伊豆高原を訪れた時もお店はそこにありました。懐かしいお店がどんどん消えて行くのを目の当たりにして寂しさを感じる中「変わらずいてくれるお店」は本当に貴重。37年という長きにわたりお店を守ってきてくれた井岡さんに心から感謝し、敬意を表したいと思います。
「井岡さん、ありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。」/tuki

アメリカンカフェ バズハウス
ADDRESS:
静岡県伊東市八幡野1274−49
TEL, FAX:
0557-54-3044
HOURS:
11:00am~5:00pm
CLOSE:
火・水・木曜日
HP:
公式サイト

●取材・撮影:メープルハウジング ●画像、本文などの無断転用は法律により禁止されています。

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