閑散とした田んぼの中で、
1本の煙突からひとしきり煙が「もくもく」と上げっているのを見つけました。
その煙の正体は、S氏が作成した、自家製燻炭機から出るものでした。
「燻炭」とは、もみ殻をいぶし焼きして炭化させたもので、
産業廃棄物になるもみ殻の有効な活用方法です。
このもみ殻燻炭は、もみ殻を炭化した物でとても優秀な土壌改良資材。
出来た燻炭は田や畑に蒔かれ、土の排水性・通気性を改善させるほか、
土を良くしてくれる微生物の住処にもなります。
また、アルカリ性である特性を生かし、酸度調整する中和剤の役割をしたり、
土壌を消毒したり、野菜の耐病性を高める働きがあると言われています。
更にミネラル成分の補給も出来、育苗土としても使える良い事づくめの資材。
聞くところによると、雑草防止にもなるとか。
これほどまで使い勝手も非常に良く、扱いが楽な資材を使わない手は無いですよね。
しかし買うとなると、ホームセンターで見ても一袋500円~1000円近い値段。
ならば自分で作ってしまおうということみたいです。
材料は無料で手に入るもみ殻だけですしね。
栽培のどの段階からも利用出来るので、植える前の土に混ぜ込んだり、
定植・播種後に土の上から蒔いたりします。
目安は土に1割ほど混ぜ込んで使用するそうですよ。
また、この燻炭を作る時に出る煙を冷して液化された、
煙突を伝わって垂れて出てくる液が「木酢液」と呼ばれるもので、
この木酢液を畑に蒔くことによって、植物の生育に有効な微生物群が繁殖し、
土壌感染性の病害を抑制することが出来ると言われています。
これも同時に出来上がります。
もっとも一般的なな使い方は、水で薄めて土壌に散布したり、
噴霧器で葉面散布したりするというものです。
産業廃棄物になるもみ殻を有効活用し、
その工程の際に出る煙までも有効活用しているんですから、
昔の人の知恵って凄いですね。
鷲塚
老舗飴屋「でぐち」さん。
地元の方々に愛されている「出口の黒玉」を売っている飴屋さんです。
その老舗飴屋さんのご長男が、あの東京ラスクの社長さんということで、
伊豆市の市山、旧伊豆市役所天城湯ケ島支所跡に、
「東京ラスク伊豆ファクトリー」を数年前に建てられて、
今ではちょいとした観光名所になりつつあります。
「市山」というバス停の目の前にあり、
非常にわかりやすく、立地の良さも手伝っている様です。
伊豆「ファクトリー」というだけあって、基本的には工場なので、
ラスクの製造過程を見学出来ますし、なによりラスクの試食が出来るうえ、
コーヒーやジュースといった飲み物も自由に飲めるというのもあって、
子どもにとっては天国の様な場所(^^;
工場直売なので、焼きたてのパンも買うことが出来る様です。
ラスクから連想するものに反して柔らかく、
あっという間になくなってしまう人気商品だそう。
また、一口に「ラスク」といっても、種類はたくさんあり、
どれを買おうか迷ってしまうほど。
そのくらい種類があります。
圧倒的な物量。
この伊豆ファクトリーでしか買うことが出来ない、
伊豆限定の「天城わさびラスク」と「いちごラスク」も置いてありました。
やっぱし伊豆といえば、わさびといちご。
これは鉄板ですね。
わさび味は、東京ラスク伊豆ファクトリーの工場長が考案したそうですよ。

この東京ラスク伊豆ファクトリーは、伊豆箱根鉄道の「修善寺駅」から、
河津、湯ヶ島方面のバスに乗り「市山」バス停で下車したすぐのところにあります。
車だと国道414号線沿いなので、伊豆の観光途中に寄ってみるのも良いですよ。
買い物と休憩が出来ますが、ラスクしかない道の駅といった体です(^^;
あ、出口の黒玉も置いてありました。
小説「しろばんば」にも出てくる飴ですよ。
m.suzuki
東京ラスク伊豆ファクトリー
住所:伊豆市市山550番地
電話:0558-85-0232
最近、湯ヶ島にとても美味しいパン屋さんが出来たという噂を聞き、
大雨が降る中自宅を出て、修善寺方面から浄蓮の滝方面へ車を走らせます。
フロントガラスに打ち付ける雨。
忙しなく動くワイパー。
視界が悪い中、水恋鳥広場を過ぎ、天城山荘を過ぎ、
その次のカーブを曲がったあたりに、その噂のパン屋さんが急に現れました。
「Boulangerie Patisserie ADACHI(ブーランジェリー パティスリー アダチ)」さん。
フランスで修業を積んだというご夫婦が、
本場仕込みのパンやケーキを焼いているという噂のお店です。
一瞬、こんな山奥に!?という錯覚を起こしてしまいそうですが、
1歩店内に入ると、錯覚でもマボロシでもありません。
毎日80種類のパンを焼いているという、今風のパン屋さんです。
...が、
お邪魔した時間が、14時前と若干遅く、
恐らく午前中にはズラリと並んでいたであろうパンやケーキは、
粗方売れてしまったご様子。
ざんねーん。
いろいろ選びたかったよー。
店内にはバゲット類やパイ系が少し残る程度でしたが、
そのバゲットを使って、サンドイッチを作ることが出来るとのことでしたので、
自家製のローストビーフをサンドしてもらうことにしました。
他にもスモークサーモンやピーナツバター等もサンドすることが出来る様です。
スイーツ部部長の妻はタルトオポム(アップルパイ)を迷わずチョイス。
もちろん全て店内で食べることが出来ます。
ジャム系もいくつかの種類が置いてありました。
どれもこれもおしゃれで美味しそうじゃないですか。
と、店内を物色していると、注文していたサンドイッチが到着。
パンはバゲットですから、所謂ハード系のパン。
程良く味付けされたローストビーフに、これが良く合います。
大きさも結構大きく硬いので、小さくカットしてもらうことをお勧めします。
タルトオポムも甘酸っぱくて美味しいそうです。
スイーツ部部長も納得のお味だそうで。
と、ここまで美味しいのですが、私の自宅からはやや遠いんですよー。
ちょっとパン買ってくると言って、湯ヶ島まで1時間ほど車をブッ飛ばすのは、
個人的にはちとハードルが高いかな(^^;
しかし、何かのついでのときや、お近くに住んでらっしゃる方は、
是非是非ご利用されることをお勧めしますよ。
近所にこんなパン屋さんがあれば、通ってしまうレベルだと思います。
ちなみに、新東海バスの「岩尾(いわび)」というバス停の目の前です。
実にわかりやすい。
次にお邪魔するときは絶対午前中にしよう。
m.suzuki
Boulangerie Patisserie ADACHI(ブーランジェリー パティスリー アダチ)
住所:伊豆市湯ヶ島2860-2
電話:0558-85-0901
沼津港周辺は、水揚げされたばかりの新鮮な魚介類が楽しめる飲食店街です。
干物を始めとしたお土産も豊富で、毎日多くの観光客でにぎわっています。
そんな中、港の牡蠣センター「カキ小屋」さんへ入店し、
このお店一押しの「がんがん焼き」を注文を注文してみました。
もともと牡蠣が大好きなのですが、このがんがん焼きのことは知らなくて、
その初めての食べ方にビックリポン。
お煎餅が入っている様な金属の缶に、
3種の新鮮な貝(カキ・蛤・ホタテ)が入っていて、
それをそのまま豪快に火にかけ、酒蒸し焼きにします。
10分ほど待つと、湯気が立ちのぼり、潮の香りがし始めたら食べごろ。
身はふっくらで、基本的に何もつけないで食べます。
しかも牡蠣がでっぷり大きくて美味しい。
お好みでレモンをかけたりも出来ますが、
むしろ何も付けずに食べる方が一番美味しいでしょうか。
この貝を蒸し焼きにするこの「ガンガン焼き」は
魚介の旨い食べ方を知っている漁師ならではの調理法ということで、
うま味がギュッと凝縮された漁師飯ですね。
更にご飯は金目鯛の釜飯と鮭の釜飯を注文。
もう魚のうま味やら出汁やら、なにかしらの美味しさが出て、
この釜飯もかなり美味しい。
こうなると、もう食欲が止まりません。
貝の刺身も追加注文してみます。
赤貝・ホッキガイ・ホタテの三種盛りと、こちらも壮観。
酒蒸しも良いですが、やはり生も良いですね。
全部食べ終わるころにはお腹もいっぱい。
少し腹ごなしが必要なので、沼津港周辺を散策!
この沼津港にはたくさんのお店があり、
ちょいとしたアミューズメントパークの様ですよ。
中でもはんぺん屋さんでは、はんぺん作りを実演中で、
その鮮やかな手さばきに、周りの人たちも足を止めて見つめていました。
最近では、この沼津港周辺へ行くツアーも組まれている様で、
その注目度も上がり、様々なお店やサービスがありますよ。
今回は充分楽しめました。
児島
カキ小屋
住所:沼津市千本港町97
電話:055-962-6811
毎週日曜日のお昼過ぎ、キッチンの方からはカレーの良い香りが漂ってきます。
というのも、毎週日曜日は社内の独身者のみが入部出来るという、
「カレー部員」による「カレーの日」だからです。
日曜日のお昼は、カレー部員が順番で全員分のカレーを用意して、
それを部員同士でシェアし合うというルールの様ですよ。
私は(残念ながら?)独身者では無いので、入部出来ません(^^;
今週のカレー当番は誰か?とキッチンを確認してみると...?
どどん!社長がキッチンでカレーを煮込んでいました。
(社長は独身者では無いけど、カレー部員のためにカレーを振舞ってくれます)
今日のカレーはジャワカレーがベースで、豚肉とキノコがたくさん入っており、
言わば「ブタキノコカレー」といったところでしょうか。
これを前日までに自宅で作り、今回のカレーの日に持ってきてくれたとのこと。
実にありがたいことですね。
ありがたさも去ることながら、お味の方もスタンダードな美味しさ。
変に畏まっているワケでもなく、言わば昔ながらのカレーといったところでしょうか。
しかしカレーでは無く、逆にこちらにアレンジを加えて食べるのもアリ。
ライスの上にハムカツを乗せ、そこに熱々のカレーをかけるという、
それはそれは夢の様なランチじゃないですか。
誰が言ったか「カレーは飲み物」といった名言。
その名言通り、カレー部全員が一瞬で完食です。
え?オマエ、カレー部員でもないのに、なんで味の感想を述べてるかって?
実は私のお弁当も、今回はこんなんなっちゃいました。
今回、この記事を書くために、ちょっとご相伴にあずかりました。
ありがたさと美味しさ倍増です。
ゴチソーサマデシタ。
m.suzuki
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