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「伊豆暮らし」の多彩なShop

Vol.02

べーカリーカフェ
ル・フィヤージュ


まるで隠れ家のようなベーカリーカフェ

誰もいない中庭のテーブルで入れたてのコーヒーを啜っていると、カサッと木の葉が落ちる音が鮮明に聞こえる程の静寂さ。ここ、ル・フィヤージュはすいらん荘別荘地の中にまるで隠れ家のように佇むベーカリーカフェです。ひとたび訪れた方はその拘りの味のファンにとなり、リピーターになるという名店は、パンの焼ける芳ばしい香りに満ち、訪れるたびに幸せな気持ちになります。


自然林に囲まれた森の中の別荘地内の道には目印もなく、通り沿いにはシャッターを下ろしたビルトインのガレージがあるだけの「ル・フィヤージュ」は、事情を知らなければCloseと間違えてしまうかもしれません。脇の細い通路を下り広い中庭に入るとお店の入り口があります。 中庭にはイスとテーブルが設えてあって、お店の焼きたてパンはもちろん、フードメニューやドリンクをオーダーできます。





良質の素材に拘る

「土地柄、別荘のお客様は口の肥えた方が多いのですが、うちのパンを食べていただき 『へえ、こんな田舎にこんな美味しいパンがあるんだ。』と言っていただければそれでよし。宣伝したり、講釈したりはあまりしたくない。」とシェフはあくまで控えめで自己主張されません。でもそれは逆に、食べていただければわかります。という自信にも感じられました。失敗がないように加えられる〝改良材〟のたぐいはもちろん、香料やマーガリンなども使わず、シンプルで良質な材料を昔ながらの〝製法と技〟で焼く。それがル・フィヤージュのパンでありシェフの拘りです。


ル・フィヤージュの考え方

「何が美味しいかはお客様が決められること。自分が目指している味を美味しいと思ってくださるお客様に誠実に応えたい。」
「技一つで小麦粉は限りなく変わってパンになります。素材の味を大切に考えていますので、ジャムやクリーム、総菜類も材料は拘って選び、調理しています。」
「本物はどこまでいっても本物。本物を知らなければ求めることも出来ないしね。」控えめなシェフが最後にちらっと力強くおっしゃっていたのが印象的でした。


極上のパンを自然の中でいただく至福のひと時

ル・フィヤージュの店内には80種類以上のパンが並びます。どれも粉から焼き上げられ、すべてが店内で手作りされています。本物に拘り丹精込めて作るパンが、訪れる方々をお待ちしています。美味しいパンを伊豆高原の光や風の中でいただくことができるル・フィヤージュ。その存在はメープルの選ぶベーカリーショップ金星ランク。「小麦粉の達人」ブーランジェリー吉田さんの拘りを、ぜひ体験してみてください。/tuki


Owner's Voice

「本物はどこまでいっても本物。
        本物を知らなければ求めることも出来ない。」
追記:ひたむきに本物を追求してきた吉田さんの説得力ある言葉ですね。

ル・フィヤージュ

伊豆急・伊豆高原駅よりタクシーでワンメーター。桜並木通りから脇道に入りすぐの場所にあります。シャッターの閉まった建物が目印で、その脇から奥に入るとブラッスリーがあります。焼たてパンはもちろん、11:00~14:00にはランチメニューもテラス席や店内のイートイン席で食べることができます。(土・日曜などは要確認です。)

べーカリーカフェ ル・フィヤージュ
ADDRESS:
静岡県伊東市八幡野1305-75
TEL:
0557-53-3953
HOURS:
9:00am~5:00pm
CLOSE:
火曜日
HP:
公式サイト

●取材・撮影:メープルハウジング ●画像、本文などの無断転用は法律により禁止されています。

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