伊豆暮らしの多彩なショップ

vol.3 壺中天の本と珈琲

取材当日は長く続いた梅雨の大雨もひと休み。久しぶりに姿を現した太陽が瑞々しい緑の木々を照らし、閑静な伊豆急城ヶ崎分譲地内のところどころに木漏れ日が揺れています。
「壺中天の本と珈琲」は、そんな豊かな自然に囲まれた分譲地内に建つ、独特な外観が印象的なブックカフェ。店内に一歩足を踏み入れると、その雰囲気にマッチした「ダイアン・クラウド」のJAZZ音楽が店内にムーディーに流れています。

日本放送協会(NHK)で長年に渡り「視点・論点」という番組を制作してきた、オーナーである舘野さんが、伊豆高原の文化とアートを発信する拠点にしたいとの思いで、このカフェをオープン。カフェに置いてある蔵書は、これまで個人的な趣味で所蔵していた現代アートの本が主。
「東京だと、ブックカフェといっても本はお飾り程度じゃない?ここにあるものは全て個人的な好みや趣味。見せ方から展示方法にまで拘りはあるよ」と、舘野さんは屈託のない笑顔で仰います。

その拘りはカフェの命ともいえるコーヒーにも。
コーヒーの煎れ方は、東京・下北沢にある丸山珈琲で働いていた大田原氏から学び、8種から9種類にも及び、更に季節による味の作り変えも常にしています。紅茶や軽食・ランチの提供といった、コーヒー以外のメニューも一切なく、ストイックにコーヒーのみで勝負をするという、今どき珍しい硬派なカフェに徹しています。
「余所のコーヒーは一切受け付けないけど、ここのコーヒーは飲める」とお客様が言ってくれるときが、やはりカフェ冥利に尽きる、一番嬉しい瞬間なんだとか。確かにいただいた自家焙煎されたコーヒーを一口飲むと、深みと香りが口中に拡がり、贅沢なコーヒーの旨みがダイレクトに楽しめ、その拘りが味覚を通じて伝わってきます。

また、このカフェを使って数ヶ月に一度、数日間に渡って開かれるアートな企画展も好評で、主に伊豆在住の若い作家さんと共に、独創的な企画展を精力的に企画・開催しています。
「既に名の通った作家の作品を展示しても、おもしろくもなんともない。(舘野さんの)「おめがね」にかなった作家と一緒に、作品を制作・発表していくのがやっぱり楽しい」と語り、これから先の新たなアートの世界を見据える情熱も、コーヒー同様に常に熱々。毎回、企画展も好評を博し、企画展開催中は多いときで、通常時の3倍の人出になることもあるとか。

壺中天の本と珈琲は、メニューは各種コーヒーのみで、BGMはJAZZ音楽だけといった、徹底した硬派を貫き通した部分と、季節ごとに違った香りが堪能できるブレンドや、これから先の未来を見据えた新たなアートといった、常に柔軟に変化し続ける部分が絶妙にブレンドされた、
ちょっと不思議な「舘野ワールド」
一度体験すると、その独特な世界観に惹きつけられて、何度でも足を運びたくなってしまうブックカフェです。


壺中天の本とコーヒー

静岡県伊東市八幡野1033-7
TEL:0557-53-8406
営業時間:7:00〜16:00
定休日:火・水・木曜日

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