2022年3月14日(月)
徳川家康の江戸城の石垣は伊豆から運ばれた石で築かれています。
伊豆は石材が豊富なうえ、海路で運搬できたことが理由であるといわれています。
富戸の横磯海岸には
築城石の採石を行った痕跡が残っています。
この道の先です。
道沿いには城ヶ崎桜があり
暖かくなると桜で満開になります。
大きな石がみえてきました。
元船石(もとふないし)という名前がついていて
採石の跡がみられます。
近づいてみます。
急傾斜なので、一段ずつゆっくり降ります。
元船石(もとふないし)です。
石に掘られた小さなくぼみは、矢穴(やあな)と呼ばれています。
矢穴にカシの木で作ったクサビを打ち込み、水をかけておくと、
クサビが膨張して石が割れるという仕組みです。
左側には半分に割られた矢穴(やあな)の痕跡があるので
元船石の1/3は割り取られ、築城石として江戸城にあるといわれています。
真っすぐ割られているのがわかります。
ここにある元船石は、江戸城に運ばれなかった2/3だそうです。
他にも矢穴があけられた石がたくさん残っています。
元船石では、自分の手足だけで石を登るボルダリング
というスポーツを楽しむ愛好家の方に出会うこともありますが
この日は誰もいませんでした。
そこで元船石の写真に、人間の形の切り絵を貼り
サイズ感がわかるイメージ図を手作りしてみました。
元船石はとても大きいです。
N・H

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