伊豆高原ブログ
“暮らしのスケッチ”

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伊豆高原の情報をメープルハウジングらしい目線で発信。
伊豆高原を中心に、伊豆半島各地の「今」を切り取った一コマを提供していきます。

池の里「花菖蒲園」

 

 

湿度は高く不快指数は急上昇している伊豆です。

いよいよ梅雨入りと思ったら、いきなりの豪雨と猛暑日。

季節がごちゃごちゃですね。

 

前回の「池の里散策」の続き、「伊豆高原 花菖蒲園」の紹介です。

ここには、山形県長井市で発見された江戸時代後期より

品種改良の影響を受けていない原種に近い長井古種を中心に

200品種の花が咲く、全国でも珍しい棚田の花菖蒲園です。

 

しかも、維持管理は施設を運営する高橋さんがほぼ1人で行っており、

ここの花菖蒲はすべて高橋さんが収集したもの。

2019年の台風15号の冠水被害で、現在は規模を縮小して運営されています。

今回幸いなことに、運営者の高橋さんから花菖蒲の歴史や知識を丁寧に説明して頂きました。

 

 

 

 

 

 

 

入口の脇に小さな料金箱。拝観料以上の価値はあります。

まずは、花菖蒲園の全景。棚田の細い畔道を歩きやすいように拡幅し下草を刈り、

途中に東屋を設けるなど、運営者の心遣いがいたるところに見られます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本来ならば、この先にも花菖蒲の棚田があったと思われますが、現在は封鎖中。

 

 

 

山の湧き水のきれいな小川には、タニシ、オタマジャクシ、めだか。

 

 

 

 

 

花菖蒲を見に来た方が、一休みする休憩所。

花菖蒲を愛する人が、全国から来られるそうで、

この日も運営者の高橋さんと花菖蒲談義で盛り上がっていました。

私も奥様からお茶をごちそうになり、花菖蒲の奥深さに聞き入っていました。

 

 

 

高橋さんからのいろいろなお話を伺いましたので、皆さんにも少しだけご披露します。

花菖蒲分類(品種)はその産地の他、花形(花の形)、英数(花被片の枚数)、

花色によって分けられるそうです。

 

垂れ咲き

 

 

 

 

 

平咲き

 

 

 

 

 

爪咲き

 

 

 

そして、ネーミング。

花菖蒲には数えきれないくらいの名前がついていますが、

新種のネーミングには、その花が数年にわたって同じ色・形状を維持し登録申請した上で

付けられるそうです。

また、自然交配では、雑種化しまうため固有種を維持するには

大変な苦労があると話されていました。

 

伊豆の里山、田園地帯の「花菖蒲園」。

6月限定の開園で、それ以外は手入れや整備の毎日だそうです。

ゆっくり時間を掛けて、「花菖蒲」を堪能して頂けたらと思います。

 

 

 

S.Y

 

 

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