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2021年5月13日（木）

富戸沖でおこなう刺し網漁では、ネコザメがよく掛かります。

漁の主役はイセエビなので

これまではネコザメが網にかかっても

海に放していました。

これがネコザメです。

ある晩に網にかかり

たまたま海からあげてきました。

水族館でネコザメが人気と聞きました。

富戸のネコザメが展示されたらうれしいので、

引き取ってもらおうと思い

しばらく船の水槽で活かしておくことにしました。

水槽の中で一番大きいネコザメ。

ついでにコブダイも。

水面が光に反射して見にくいですが

あとで美しい姿をお見せします。

水槽内の壁面には、藻（モ）がたくさんつきました。

汚れているのではなく、あえてそのままにしています。

藻のおかげで水槽内が薄暗くなり

こんなふうに角で静かに過ごします。

藻がないと明る過ぎて興奮し

頭を壁にぶつけて死んでしまいます。

水族館に問合せたところ

「コロナの影響で事業縮小」、

また別のところでは

「展示スペースに空きがない」など

残念ながら引き取っていただけませんでした。

もう一ヶ月以上このままです。

藻を食べるので、他に餌を与える必要がなく

手間がかかりません。

このような理由で飼うことになりました。

うちのネコザメを紹介します。

コブダイです。

青い背鰭（せびれ）が美しいので

水族館で映えると思うのですが。

飼い主としては

ネコザメとコブダイが寄り添って

ほほえましく見えます。

この赤い魚もコブダイです。

とても大きいので展示向きと思っていましたが

今朝亡くなっていました。

ネコザメもコブダイも

市場で売れる魚でないので

水族館に引き取ってもらえないなら

そろそろ海に返したほうがいいでしょうか。

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